ネタがないので、先日取材したときのオスマンサンコンさんと奥様と記念撮影したインスタから。
サインいただきましたが、サンコンさんが元号を使用しているのが驚きでした。(笑)
サイン色紙の日付がR3.5.28になっていますね。
今となっては改元を前提とする元号を正式に採用しているのは世界中で日本だけですからね。ちなみに永遠に紀年(年を数え続ける)する紀元は広く使用されています。西暦(キリスト紀元)もその一つですし、仏歴、皇紀などです。
元号は皇帝、国王等の君主の即位や社会的な出来事で年をリセットして1年(元年)から数えなおす紀年法です。
古来から時を支配するのはその国の君主の専権事項だったことから、暦を作るのは国家の重要な仕事でした。よって元号を制定できる国はどこの影響下にも属さずに独立して時を支配していました。
中国は歴代王朝で元号を制定して暦を独占していましたが、冊封体制下の朝鮮では公式に中国の暦を使うしかなく、専ら国内的に王の名前+年号とするしかありませんでした。一方、ベトナムは冊封体制下でしたが中国王朝に従わず独自に元号を制定していたようです。中国もベトナムも社会主義国になりましたので元号は廃止されました。北朝鮮では建国年を元年とした紀元を採用していますが西暦と同様に改元を前提としない永久紀年システムです。これは現在では使われませんが、日本の皇紀と同様のシステムです。
ということで、外国人が元号を使用するのは概念的になかなか難しいと思うのですが、サンコンさんは日本人以上に元号になじんでおられるようでびっくりしたというお話でした。
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