JR東日本のローカル系のフリー乗車券ってたくさんあるんですけど、いずれも現地でしか買えないのであまり意味がありません。使いたくても買えないのでどうしようもないのです。
こういう乗車券類ってどうせマルス収容なんですから、フリーエリアまでの乗車券と同時購入なら首都圏で発売してもいいと思うんですけどね。
例えば五能線フリーパス。
秋田-東能代-五能線-弘前-青森がフリーエリアです。
あけぼのと五能線を組み合わせるには絶好の乗車券なんですが、途中下車しないと買えません。
それと秋田内陸縦貫鉄道で発売している「こまち乗継フリーきっぷ」。
秋田内陸線旅行センターで秋田新幹線がらみの乗車券類と同時購入で内陸線全線が1500円で乗り放題のようです。が、内陸線鷹巣駅内のリセでしか買えません。どうせあけぼの到着時刻ではリセは開いてないのでどうしようもないのです。ここは何となく通販でも売ってくれるような気がしないでもないですが、確認しました。
内陸線リセでは旅行業登録をしているのでJR全線の乗車券も五能線フリーきっぷもこまち乗継フリーきっぷも発券できるそうなのですが、郵送での取り扱いをしていないので窓口でのみの発売らしいです。無理を言えばリセの営業時間ではないのですが、出札は開いているのでそちらに用意しておいてくれるような感じでしたが、実は2021レと内陸線6Dの接続は結構シビアらしいのです。2021レはちょっとした風で10分くらいはすぐに遅れるのですが、ここで接続を待つと角館でこまちに接続できなくなるので、内陸鉄道としては奥羽本線よりも田沢湖線の接続を優先させたいという理屈があるようです。具体的には1-2分なら接続を取るけどもそれ以上は待たないのが通例らしいです。
ちなみに五能線フリーきっぷについて秋田支社にも問い合わせてみましたが、宅配で売ってくれる気配はなく、首都圏からの旅行には「使えないきっぷ」になってしまいました。もちろん新幹線を使えば「使えるきっぷ」になるのでしょうけど、そんな1日1本のふだん乗ってない寝台列車の客のことなんかは想定すらしてないでしょうね。
そうなると、秋田内陸縦貫鉄道に合わせたルートで東京都区内からの乗車券を購入してしまうとかなりのリスクを負うことになります。
ん~、普通乗車券で行く限りはそのリスクは負えないな。
やはり当初の計画通り青森下車を第一選択肢とするしかないかな。
それはそうと、東北発着の割引乗車券を見ていましたら、「札幌・小樽フリー乗車券」というものがありまして、まぁありふれた往復+フリー区間付の特企なのです。
有効期間4日間でフリー区間は札幌ーニセコ間、仙台市内発は13,500円です。ちょっとこれ安すぎませんか?
経路は新幹線でも三セクでもどちらでも可。フリー区間入口への経路は海線でも山線でもOK。フリー区間までの往復とフリー区間内は普通列車利用ですが、寝台列車乗車時は運賃のみ有効です。仙台市内-札幌市内の三セク経由片道運賃は15,200円ですから片道以下で往復できるんですか…。東京都区内-仙台市内が11,560円ですから合計26,760円。東京都区内-札幌市内の複割が33,340円。なんだこりゃ?
ん~、仙台であらかじめ手に入れるか新幹線で仙台まで行って購入してから北斗星に乗るとお安いですなぁ。通販はできるのかしらん?実は北プラ仙台でも売ってるようなんですよね。もしかしたら…。
この切符って本当にこの値段とルールで間違いないんだろうなぁ。
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