昨日のトワイライトエクスプレスは儲かっているのか?という命題に対してあぷろさんから東海道新幹線と比較してはというご意見がありましたのでやってみます。
東海道新幹線のぞみ号の定員は1,323名でうちグリーン車が200名です。
例によって定員いっぱい乗車したと仮定します。
運賃は8,510円×1,323名=11,258,730円
料金はグリーン車10,180円×200名=2,036,000円
普通車を全部指定席で閑散期として計算すると5,340円×1,123名=5,996,820円です。
すべて合計すると19,291,550円というとてつもない金額になります。
発行会社に5%の手数料を支払わなくてはなりませんが、この金額は全額JR東海の収入です。
ちなみにトワイライトの収入は4,004,640円でした。
これらの収入を営業キロで除して、さらに定員で除してみます。
つまり、1人当たり1キロの収入という意味です。
のぞみ号の営業キロは552.6キロで定員は1,323名です。
トワイライトの営業キロは1495.7キロで定員は142名です。
計算結果は、のぞみ号26.38円でトワイライト18.85円でした。
やはり、のぞみ号の方がキロ当たりの収入が多いですね。
もちろん、運転本数が多いほど、客車よりも気動車の方が、気動車よりも電車の方が、1列車当たりの経費は安くなるので一概には言えませんが、計算してみました。
683系9両 サンダーバード 大阪-富山 25.35円
24系11両 北斗星 上野-札幌 21.11円
103系8両 大阪環状線 大阪-天王寺-大阪 15.20円
E231系11両 山手線 東京-田端-東京 13.33円
以上のように、特急は料金収入がある分、有利です。
一方、大阪環状線や山手線は薄利多売といったところでしょうか?
面白いのは北斗星でトワイライトよりも一人当たりのキロ収入が多い結果となりました。
まともに黒字なのは東海道新幹線と山手線くらいだといわれていますが、これを見る限り、大阪環状線と大して変わらない収入ではトワイライトはおそらく赤字なのは容易に予測できますね。