昨日は電気の話でした。今日は線路の話です。
トワイライトが、東北から北海道にかけて列車の行き違いのため(列車の交換と言います)に運転停車することがあります。大都市近郊ではこのようなことはありません。なぜでしょう?
都市近郊や幹線では線路が上下2本敷設されています。いわゆる複線です。追い越しは仕方がないとしても、行き違いで停車するのは単線区間のためです。このような列車の交換ができるのは交換設備がある駅か信号場に限られます。
複線の場合、日本では左側を通行し、右側は反対方向の列車が通ります。仮に片方が何らかの事情で通行できなくてもこの原則は崩せません。反対方向には信号がないから運転できないのです。
しかし、日本で3か所だけこの原則が崩れる区間があります。桜島線(JRゆめ咲線)、湖西線、山陽本線の関門トンネルがそうです。この区間では普段は複線で運転していますが、片方の線路が使えなくなった場合にはもう片方の線路で単線運転ができる仕組みになっています。この区間を通る機会があれば、後ろを振り向いてみてください。反対方向にも信号機があります。このような複線を特に双単線と言います。
トワイライトが走る線区のうち羽越本線・奥羽本線と函館本線が部分的に単線です。
津軽線と江差線は全線が単線で、そのほかの線区は全線が複線です。
単線区間は駅の通過時にどうしても揺れが大きくなってしまいます。
どこで食事をとるべきか、どこでシャワーを浴びるべきかこのような観点から考えるのもいいかもしれませんね。
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