「スターダイヤモンド」乗船記
8/15午前3時。またまた深夜の出発だ。
往路は徳島から北九州だったが、復路は大分から神戸である。
九州航路では珍しい昼行便だ。
ダイヤモンドフェリーの大分港発1便、7時50分発神戸六甲アイラ
ンドに21時10分に到着する便である。
少なくとも午前7時前には大分港に着いておかないと混雑する。
この便は、日中に航行し、また松山、今治と寄港し時間もかかるので
帰省ラッシュ時でも比較的予約が入りやすい。が、夜行便ほどではないが
、混雑することは間違いない。
北九州から大分へのルートは大きく2つある。小倉から国道10号線
(一部有料道路区間あり)を南下して大分に達するルートと、九州自
動車道を佐賀県の鳥栖まで走り、大分自動車道で東進するルートであ
る。高速料金はかかるし、距離も長くなるが九州自動車道経由の方が
時間はうんと短くて済む。カーナビはやはり九州自動車道経由を示し
ている。ただ、高速料金はETC深夜割引で3割引になるので楽なほ
うを選択した。
途中、大分自動車道で30分ほど仮眠を取り別府を通過し、午前6時
過ぎには大分港フェリーターミナルに到着した。
ターミナルに入り、乗船名簿を取り記入を済ませておく。カウンター
を見ると午前7時から発券と書いてある。と、そこへ係員がやってき
て発券業務を開始した。やはりUターンラッシュで混雑を予想しての
ことなんだろう。
今回の船室は1等Aで一人用個室である。「スターダイヤモンド」「
ブルーダイヤモンド」限定の設備で、特等に乗らなくても窓があり貸
切料金を払う必要がないので便利な船室である。
発券を済ませたら、乗船券と車に置く行先表示の紙(松山や今治で下
船する車もあるので)をもらう。
指示されたレーンに車を移動させると、折り返し便となるスターダイ
ヤモンドが入港してきた。到着便の下船が終わるとほどなくしてこちらの乗船となる。

いきなり音もなく入港してきたスターダイヤモンド航海士の誘導の下、船首から乗り込み船尾側へ進み、車を停める。
案内所に向かい船室の指定を受ける。115号船室、右舷側である。

1等A船室の様子。テレビと洗面台がある。この後、さすがに眠くなって寝てしまった。(^^ゞ
ほとんど写真は取ってない…。

松山港入港時の写真Uターンラッシュと相まって、レストランは長蛇の列が出来ていたので食事はあきらめてまた眠ることにした。
気が付くとあたりは暗くなっており、明石海峡大橋が見えてきた。
この海峡を以前、ボートで通過したことがあるが小型船舶では手に汗握る緊張の海峡だったが、大型船舶は何事もなかったかのように航路を通過する。




明石海峡大橋を右舷から撮影。通過前から通過後。船内放送で神戸到着が定刻の予定であることが告げられ、下船準備に入る。
係員が船室の鍵を回収に来たら、いよいよ下船だ。
船尾甲板に回り、着岸風景を見守る。

スターダイヤモンドのファンネル。着岸が完了したところで航海士が車両甲板を開放する。
堰を切ったように旅客が車両甲板になだれ込み、ハッチが開くのを待つ。1番に乗船したからわからなかったが、私の車の周りはトラックだらけでまわりの様子が全くわからない。
横のトラックが下船したら、航海士が私の車をホイッスルで誘導してくれた。ようやく神戸の地を踏み、阪神高速道路湾岸線で大阪に向かった。